消え行く「サンクス」、道内残り4店舗は今が見納め

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 道内に200店舗近くあったコンビニエンスストア「サンクス」の「ファミリーマート」へのブランド転換が進み、3月18日現在で「サンクス」の看板を掲げているのはわずか4店舗になった。いずれの店舗も3月中には、転換もしくは閉店する見通しで、「サンクス」の灯が道内から完全に消える。20180318_123433
20180318_115533(写真は、札幌市内にある「新川3条店」=上と「北星学園前店」。2018年3月18日午前撮影)

「サンクス」は、旧サークルKサンクス(本社・東京都中央区)がフランチャイズ展開していたコンビニ。2016年9月1日に同社の親会社にあたるユニーグループ・ホールディングス(同・愛知県稲沢市)がファミリーマート(同・東京都豊島区)と合併してユニー・ファミリーマートホールディングス(同・同)が発足。コンビニ事業は「ファミマート」に一本化されることになって、それ以降、全国各地の「サンクス」、「サークルK」は「ファミリーマート」へのブランド転換作業が進んでいる。

 道内では、16年9月16日に札幌市中央区の「サンクス札幌宮の森3条店」が「ファミリーマート」に転換したのを皮切りに、順次転換作業が進んでいった。16年11月末時点で「サンクス」181店舗、「ファミリーマート」61店舗だったが、1ヵ月で平均10店舗強の転換が進み、18年2月末で「サンクス」の看板が残っているのは、札幌市内の「新川3条店」(北区新川3条16丁目)と「北星学園前店」(中央区南4条西16丁目)、千歳市内の「千歳中央区大通店」(新富町3丁目11―7)、「千歳本町店」(本町2丁目20―1)の合計4店舗のみとなった。

 これら店舗も3月末をメドに転換か閉店が予定されている。道内でカウンターパワーの勢力を築いてきた「サンクス」の店舗は、「ファミリーマート」に承継されて新たな歴史を刻むことになる。なお、18年2月末でファミリーマートは233店舗になっている。

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