西友(本社・東京都北区)は、22日から今後3ヵ月間値上げをせずに低価格で固定する価格プログラム「プライスロック」を刷新、過去最多の3000品目超の食品、日用品を対象にする。そのうち500品目以上を値下げする。(写真は、札幌市中央区の西友旭ヶ丘店)
原料価格上昇や物流費高騰による加工食品、日用品の値上げ、さらに天候不順による野菜の値上げが続き食品スーパー市場では買い物客の来店頻度が下がってきている。西友は、2015年から「プライスロック」プログラムを導入、過去3年間で12回実施して買い物需要に応えてきた。
今回は、このプログラムをリニューアルしてプライスロック対象期間を6ヵ月から3ヵ月に変更。第1弾となる22日からは、買い物客の人気が高い青果、水産、畜産の売れ筋商品である生鮮食品23品目を「プライスロック」の対象として鮮度、低価格強化を図る。具体的には、バナナ1パック89円、アトランティックサーモン刺身用100g237円、アメリカ産牛肉ばらカルビ焼き肉用100g197円、敷島製パンパスコ超熟6枚切128円など(いずれも税抜価格)。
そのほかにも食品、日用品を中心に過去最多約1300品目をプログラムに追加、そのうち4割の約500品目は平均7%の値下げを行う。これまでのプライスロック対象商品と合わせると過去最高3000品目超が対象商品になった。
また、プライスロック刷新のタイミングに合わせて、安さだけではなく西友の品質、鮮度を訴求するため『安いクセして。』というメッセージを核にした新テレビCMの放送を開始する。さらに店内ポスターやウェブサイトなども一新、低価格に加えて鮮度、品質を伝えていく。