Q 3月21日から始まるコープさっぽろの2018年度施策について。

「私たちは、2015年の創立50周年から『人と人を繋ぐ』、『人と食を繋ぐ』、『人と未来を繋ぐ』を事業テーマに掲げています。『人と人を繋ぐ』ということで言うと、私たちは子育て層ともっと繋がらなければいけない。18年度からは新生児世帯への取り組みを多角的に用意したい。マタニティコンサートなど新生児を迎える若い世代に対するアプローチももう一段強めていく予定です」

「私たちは、道と包括連携協定を結んでいますが、それをもとに各自治体と高齢者の見守り協定も結んでいます。今年3月末で179の全自治体と締結を終える見通しです。次のステップとして各自治体と食に関する様々な問題について課題と解決策を洗い出すため、年間50市町村単位で協議会を開催したい。そのために当生協内に地域政策室を設置します。店舗、宅配、移動販売、配食、病院給食の5つの食のインフラをどう地域のために使っていくかについて、各自治体と同じテーブルで議論しようと思います」

「17年は宅配事業の進化を実現するための準備をしてきました。いよいよ今年3月には、宅配のカタログ誌面を76ページから100ページに増やして取り扱い品目を増やす予定です。過去のデータから買い忘れを防止する自動的な機能も付加します。また、お盆明けにはノルウェー製の自動ピッキング倉庫『オートストア』を導入します。8000品目の取り扱いが可能で、低頻度のロングテール商材を扱えます。約8億円を投資して江別市にある関連会社、北海道ロジサービスの物流センター敷地内に450坪の専用倉庫を設置します」

「8000品目というのは、医薬品を除いたドラッグストアの売り上げの95%を占めます。スーパーマーケットはドラッグストアの進出によってパイを奪われてきました。しかし今度は、8000品目の日用雑貨を中心にして私たちが宅配でドラッグトスアの市場を奪いに行きます」
(次回に続く)

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