札幌・東苗穂1条2丁目の商業集積“歯抜け状態”

流通

 札幌市東区東苗穂1条2丁目の商業集積ゾーンが歯抜け状態になっている。物販、飲食合計5店舗のうち4店舗が閉店もしくは閉店状態。交通量の多い環状通に面しているため、賑わいを失ったゾーンの早い再開が待たれる。IMG_0590(閑散とした駐車場が広がる商業集積ゾーン=写真)
IMG_0597(環状通沿いに立つポールサインは白いまま=写真)

 環状通と三角点通が交差する北西角地にある商業ゾーンは、店舗入れ替えが何度かあったが、ここ数年は店舗が定着して一定の集客があった。

 店舗は、つり具天狗屋(本社・函館市)の「札幌東苗穂店」、エムグラントフードサービス(同・東京都渋谷区)が運営するステーキハンバーグ&サラダバー「けん札幌苗穂店」、メガネトップ(同・静岡市葵区)の「眼鏡市場札幌東苗穂店」、ラーメンの幸楽苑(同・福島県郡山市)の「東苗穂店」、中古ゴルフクラブ・ゴルフ用品のゴルフドゥ(同・さいたま市中央区)の「札幌環状通東店」の5店舗。

 このうち、8月末で「けん」が閉店、さらに9月には「幸楽苑」が閉店したのに続き「眼鏡市場」も移転のため撤退した。「つり具天狗屋」はホームページや店頭告知はしていないが閉店状態になっている。現在、営業を続けているのは「ゴルフドゥ」の1店舗のみ。

 環状通り沿いには、店舗名が消された白いポールサインが並び、賑わいの消えた駐車場が閑散として広がっている。商業ゾーンの早い再整備が待たれる。

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