北海道のイオングループ2社(イオン北海道、マックスバリュ北海道)は25日、「ほっかいどう遺産WAON」の寄付金1450万円をNPO法人北海道遺産協議会に寄付した。寄付は2011年度分から始まり今年で6回目。(写真は、贈呈式後の記念撮影。右から北海道遺産協議会・石森秀三会長、北海道・高橋はるみ知事、イオン北海道・星野三郎社長、マックスバリュ北海道・出戸信成社長)
北海道とイオン(本社・千葉市美浜区)は11年7月に包括連携協定を締結、第一弾としてご当地電子マネー「ほっかいどう遺産WAON」を発行。利用金額の0・01%を北海道遺産を次世代に引き継ぐ活動をしている北海道遺産協議会に寄付することを決めた。
25日、道庁で高橋はるみ知事も出席して寄付金贈呈式が行われ、イオン北海道の星野三郎社長、マックスバリュ北海道の出戸信成社長から北海道遺産協議会の石森秀三会長(北海道博物館館長)に目録が贈呈された。高橋はるみ知事からは両社に感謝状が贈られた。
今回の寄付金は2016年度分(両社の決算期である16年3月1日~17年2月28日)で「ほっかいどう遺産WAON」利用金額約145億円の0・01%分にあたる1455万6220円(イオン北海道1136万703円、マックスバリュ北海道296万2943円、旧ダイエー23万2574円)。
11年度分からの累計寄付金は約6380万円になり、77件の北海道遺産の保全活動に利用されてきた。16年度分は「五稜郭と箱館戦争の遺構」のイルミネーション事業や「北海道大学札幌農学校第2農場」のPR事業などに利用される。
寄付金を受け取った石森会長は「毎年大きな金額を寄付していただき感謝している。北海道遺産の保全と共に地域の発展に活用させていただく」と話していた。