コト消費の「江別 蔦屋書店」2018年夏開業

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 田園都市スローライフをコンセプトに「食」、「知」、「暮らし」の3つを切り口としたコト消費型大型複合書店「江別 蔦屋書店」が、2018年夏に江別市内で開業する。3棟はBOOK&CAFEを中核にゆっくりと寛げる空間とし、様々なお客が集うコミュニティの拠点とする。IMG_8653 (2)(写真は、江別蔦屋書店の出店予定地)

 事業主体になるのは、北海道TSUTAYA(本社・札幌市西区)と出店予定地を所有するパッシブホーム(同・同市北区)と共同出資で7月に設立したアイビーデザイン(同・江別市)。

 出店場所は、江別市牧場町14番地の1で、店舗面積約450坪の商業施設を3棟建設する。「食」、「知」、「暮らし」をコンセプトに書店、雑貨店、レストラン、CAFE、アウトドアショップを集積させる。

 北海道TSUTAYAは、2013年12月に書籍を核にライフスタイル提案型の「蔦屋書店」直営1号店を函館市石川町にオープンさせている。コト消費型の商業施設として好調で、16年9月には札幌市清田区にミニ「蔦屋書店」と位置づけられる「TSUTAYA美しが丘店」を居抜きで出店した。同店は、フランチャイズ形式での出店。

 こうした店舗運営の経験を活かして出店場所に江別市を選んだ。建設場所は、飛鳥山公園に近い3番通沿いで北海道電力の社宅跡地。1991年に廃止された北電江別火力発電所に原料の石炭を運んでいた専用線路の跡地を活用した四季のみちの近く。

 江別市の商業施設は、野幌地区にほぼ集中しており、今年3月にオープンした大型ホームセンター、ジョイフルエーケー大麻店で大麻地区の今後の商業集積も注目されている。「江別 蔦屋書店」が開業する牧場町地区には、閑静な住宅街と公園が広がっており、田園都市スローライフのコンセプトに合致した施設としてお客を呼び込みそうだ。

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