国分北海道、釧路に3温度帯の総合物流センター新設

流通

 国分北海道(本社・札幌市中央区)は、釧路市星が浦大通に総合物流センターを建設する。市内4ヵ所に分散していた物流センターを1ヵ所に統合、コスト圧縮と効率配送を実現する。2018年3月の稼働を目指す。19年6月には帯広でも同様に物流センターを集約統合し総合物流センターを稼働させる。IMG_1560(写真は、恵庭市の国分北海道・恵庭流通センター)

 国分北海道は、北酒連など道内の食品卸、酒類卸と統合合併してきた経緯があるため、物流は旧会社の拠点を使用している場合が多い。このため老朽化や効率性の点から物流拠点の再構築が課題だった。
 釧路市内には、自社物件2ヵ所、賃借物件2ヵ所の物流センターがあったが、例えば旧武石商店のセンターは築50年が経過するなど建て替えが急務だった。
 
 新・釧路総合物流センターは1ヵ所で常温、チルド、フローズンの3温度帯に対応できる。こうしたセンターは国分北海道として初になる。建屋は平屋で床面積は約2100坪。敷地面積は約4400坪。施工は大和ハウス工業(本社・大阪市北区)。土地建物とも自社物件だが総投資額は明らかにしていない。
 加工食品など常温配送の販路は確立しているが、新センターの稼働を機にチルド、フローズン配送のニーズを開拓、新規顧客を獲得する。食品スーパーやコンビニエンスストア、外食産業、飲食店向けの販売を強化する。

 国分北海道は、帯広地区でも総合物流センターを建設する計画。同市内では拠点が5ヵ所に分散しているため1ヵ所に集約統合する。
※2017年4月29日記事一部訂正

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