道内本拠のSM3社9月売上高は巡航速度維持

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 道内に本社がある上場食品スーパー(SM)3社の9月業績が出揃った。既存店売上高は、アークス(本社・札幌市中央区)が前年同月比99・9%、マックスバリュ北海道(同・同)は同103・4%、北雄ラッキー(同・同市手稲区)は同101・2%で各社ともにほぼ例月通りになった。IMG_8441(写真は、マックスバリュ北海道のザ・ビッグ西岡店=札幌市豊平区)

 アークスは、全店売上高が前年同月比101・2%で2ヵ月ぶりに前年を上回った。既存店は99・9%でほぼ前年並み。昨年の9月に比べて今年は連休が飛び石になったことや台風の余波が前半に響いたことなどが影響したものの消費はそれほど影響されなかった。
 客数は、全店が同101・1%、既存店が同99・9%。客単価は、全店が同100・1%、既存店は同100・0%だった。
 
 マックスバリュ北海道は、全店売上高が同111・0%になった。昨年9月1日からダイエーのグルメシティなどを承継してから売上げ増が一巡、全店ベースの伸び率は落ち着いてきた。既存店は同103・4%で大きな変化はない。
 昨年10月1日に十勝地盤の「いちまる」14店舗を承継したが、9月でいちまる全店売上高はようやく前年並みを確保した。承継後は80~90%台を余儀なくされていたものの、いちまる時代の売上げベースに戻ってきたことから10月以降は前年超えを確保していく。
 
 北雄ラッキーは、全店売上高が同98・9%、既存店売上高は同101・2%になった。全店売上高の伸び率が既存店より少ないのは、閉店3店舗があるため。客数は、全店が同97・2%、既存店が同99・9%、客単価は全店が同101・7%、既存店は同101・2%。
 Aコープ跡に居抜き出店した小型店の「シティマートめまんべつ店」(大空町)は予定売上げを達成しており、旗艦店の「山の手店」(札幌市西区)も順調に売上げが伸びている。

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