食品スーパー、ダイイチ(本社・帯広市)の8月度売上高前年比が公表された。それによると、台風上陸の影響で客足が大きく減少、前年8月に比べ既存店売上高は98・8%と昨年3月以来1年5ヵ月ぶりに前年を割り込む結果になった。(写真は、比較的好調だった札幌市内のダイイチ清田店)
ダイイチは、昨年4月以降、新規出店をしていないため、オール既存店扱い。今年の8月は昨年に比べて土曜、日曜が1日ずつ少ないため前年並みを確保するのは容易ではないが、同社は「超えられると見ていた」(広報)。
しかし、台風が3度も上陸したうえ8月30日、31日の豪雨による影響で客数が前年同月比98・2%になり、売上高も98・8%となった。売上高が前年を割り込んだのは、消費増税駆け込み需要の反動減が出た昨年3月以来、1年5ヵ月ぶり。客単価は、同100・6%だった。ダイイチによると、月間の利益は予定通り確保できたとしている。
部門別売上高前年比は次の通り。
■青果 100・8%
■水産 96・0%
■畜産 96・6%
■惣菜 97・8%
■デイリー 99・6%
■一般食品 99・2%
■日用雑貨 98・4%
■その他 101・5%