マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)の3~5月は、積極的な店舗改装とフードデー、火曜市などに加えて今年度から「はじめの市」(1~3日)を実施したことで全店客数が前年3~5月比16・5%増加、既存店客数も2015年4月から14ヵ月連続で前年を上回った。(写真は、3月18日に十勝初のマックスバリュ店舗に転換した帯広市の稲田店)
マックスバリュ北海道は積極的な店舗改装を実施。3月はいちまる承継の「プラザ。いちまる店」(帯広市)を十勝初の「マックスバリュ」店舗(稲田店)に転換、4月にはダイエー承継「マルヤマクラス店」(札幌市中央区)を都市型モデル店として改装、苫小牧市の同社躍進の原動力になった「マックスバリュ新花園店」もリフレッシュした。GW前には「マックスバリュ北広島店」(北広島市)も改装。
5月は、いちまる承継の中札内パルティいちまるを十勝地域マックスバリュ2号店(中札内店)に改装、「マックスバリュ室蘭東店」(室蘭市)も活性化するなど毎月複数店のリフレッシュを続けた。
こうしたハード改装に加えて買い物客誘客に今年度から月初めの「はじめの市」をスタート、既存のフードデー、火曜市、ザ・ビッグデー、お客様感謝デーなどセールは1ヵ月12日間になり客数増加に着実に結び付けた。
この結果、売上高はダイエー店舗、グルメシティ店舗、いちまる店舗の承継があったため前年3~5月比で20・8%増の302億4800万円になった。ただし、改装投資増加による経費増で営業段階では1億900万円の赤字。なお、売上高総利益率(粗利率)は20・7%で前年同水準。