アークス(本社・札幌市中央区)の第一四半期(3~5月)連結決算は、2月にラルズ(同・同)が事業承継した後志管内地盤の「スーパーチェーンシガ」13店舗が加わったことなどにより、売上高は対前年同期比2・5%増の1266億9200万円、売上総利益率の改善が進み営業利益は同15・6%増の34億200万円、経常利益は同12・1%増の37億200万円になった。(写真は、JAふらの中富良野支所と一体のダ*マルシェ中富良野店=3月18日オープン)
3~5月の新規出店は、道北アークス(同・旭川市)の小型店「ダ*マルシェ中富良野店」(中富良野町)と「ベストプライス東旭川店」(旭川市)の2店舗でリニューアルは、福原(同・帯広市)の「清水店」(清水町)、「長崎屋店」(帯広市)、「厚岸店」(厚岸町)の3店舗で実施した。第一四半期末の総店舗数は、341店舗。
2月に事業承継した「スーパーチェーンシガ」では、チラシなど販促や店舗運営の共通化によって販売力を強化、システムや物流の統一でコスト構造の効率化を図った。
また、アークス商品調達プロジェクトの深耕によってスケールメリットを生かした商品調達やグループの統一した取り組み商品を拡大するなどしてシナジー効果の最大化に努めた。共通ポイントカードの「アークスRARAカード」は、シガへの全店導入を進め、新規出店・改装にあわせた新規獲得キャンペーンで第一四半期末の総会員数は約268万人になった。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、法人税等の減少で対前年同期比52・3%増の26億8100万円だった。なお、売上高営業利益率は、2・68%で対前年同期比0・3ポイント上昇した。