生活協同組合コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、道内4動物園と協働している「ホッキョクグマ応援プロジェクト」を推進するため、札幌市円山動物園に協賛金300万円を寄贈した。28日に同園で行われた贈呈式は園内の「世界の熊館」前が会場。日差しが照りつける青空が広がったため、園内には遠足などで多くの幼稚園児や小学生たちが訪れ、賑わっていた。快晴の中、札幌市円山動物園 世界の熊館前で行われた贈呈式(写真は、贈呈式)
シロクマ親子のララとリラは子供たちにも大人気(シロクマ親子のララとリラは子供たちにも大人気=写真)

 コープさっぽろは、社会貢献活動の一環として、環境保全、環境教育、資源回収などの環境活動に2008年から取り組んでいる。「ホッキョクグマ応援プロジェクト」は、同社の宅配システムトドックのイメージキャラクターがシロクマであることにちなみ、札幌市円山動物園、帯広市動物園、釧路市動物園、旭川市旭山動物園の道内4動物園と協働し、絶滅危惧種であるホッキョクグマへの理解を深めることで、環境意識を高めることが目的。

 同プロジェクトでは、道内4動物園のうち円山動物園とは最も早い2009年4月27日に協定を締結しており、今年で8年目を迎えた。これまでコープさっぽろは、園内の案内看板を設置したり、シロクマのララから産まれた8頭目のリラの名前をつける際に名前を店舗で募集したりするなど、協力関係を築いてきた。

 今回の贈呈式で、円山動物園の加藤修園長は、「色々なご支援をいただいている非常に力強いパートナーだと感じている」と語り、「特に環境教育にも力を入れられているということで今年は植樹をしていただけるとお聞きしています。コープさっぽろの気持ちを汲み取り、子供たちの環境教育や園内の賑わいづくりに活用させていただきたい」と語っていた。


1人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。