アークスグループの福原(本社・帯広市)は、「弥生店」(帯広市西7条南29丁目)を23日午前10時にリニューアルオープンする。野菜バイキングや地元の名産品など地域密着を進める一方、大阪の創作菓子「銀扇」や千歳市の「もりもと」も取り入れて集客増を狙う。(写真は、福原の本社)
帯広を中心とした十勝圏は、「いちまる」を承継したイオングループのマックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)が今年に入って反転攻勢。これまで、福原とダイイチ(本社・帯広市)の2強と「いちまる」の1弱体制だったが、マックスバリュ北海道は「いちまる」店舗の「マックスバリュ」転換を進め、品揃えを一新するなど買い物客の支持を高めて徐々にシェアを伸ばしている。
福原は、前期(2016年2月期)に5店舗をリニューアル、今期(17年2月期)に入ってからも3月18日に「清水店」(清水町)、4月21日「長崎屋店」(帯広市)、5月20日「厚岸店」(厚岸町)と毎月リニューアルを実施してきた。
今回、いちまる店舗からマックスバリュに転換した「稲田店」(帯広市西5条南35丁目)に近い福原の「弥生店」を大幅に活性化して最前線で競い合うことにした。できたて惣菜のコーナーやおかずバイギングなど伸びている惣菜部門を充実したほか地域密着の品揃えも強化している。
アークスグループとイオングループの代理戦争が激しさを増しそうだ。