全日本食品(本社・東京都足立区)は18日、札幌市北区拓北7条2丁目に小型食品スーパー「シティマーケット拓北店」をオープンさせた。2012年8月に自己破産した札幌寿商事(札幌市北区拓北)が運営していた「ひまわり店」跡に居抜き出店したもので、この地区での食品スーパーの登場は4年ぶり。(写真上は、18日にオープンしたシティマーケット拓北店。写真下は店頭での青空市)
店舗面積は約200坪で、食品スーパー部分は約140坪でイートインコーナーも設置、残りは100円ショップの「ワッツ」。店舗はクニナカ商事のリース物件。長尺のリーチイン冷ケースを導入、青果コーナーはストア・イン・ストアとして店内に別区画を作った。レジは3台。
生鮮品は、恵庭市の全日食加工センターからアウトパックを搬入、惣菜類の半分は店内のインストア加工したものを販売する。
オープンに立ち会った全日食の菅谷英司常務北海道支社長は、「半径300mの徒歩圏を商圏に毎日の買い物に利用してもらいたい。高齢化社会の中でこうした小型スーパーのニーズはますます高まるだろう」と話した。
同社はこの店舗で年商3億円を計画している。新店投資をしたため2~3年間は赤字が続くとみているが、黒字化して軌道に乗れば全日食の加盟店に運営を譲渡する考え。
今後も空き物件で立地条件が良ければ「シティマーケット」の出店を進めていく。