イオン北海道(本社・札幌市白石区)は11日、ダイエー継承店舗の「東札幌店」(白石区東札幌3条2ー1)の全館リニューアル第1弾として食品売場を活性化オープンした。地下鉄駅近の立地で共通する「麻生店」(北区北39条西4丁目)の活性化モデルを水平展開、都市型GMS(総合スーパー)の食品売場としての魅力を磨き上げる。IMG_5302(写真は、食品売場をリニューアルしたマンション一体型のイオン東札幌店)

「東札幌店」は、1978年8月に2階建てダイエー東札幌店として、当時の「たかをビル開発」が設置、店舗年齢は今年で38年。たかをビル開発が建設分譲した13階建てマンションとの一体型の珍しい店舗形態。
 
 今回、第1弾リニューアルとして1階食品売場を中心にサイクル売場、花売場を手直しした。食品売場の水産コーナーは対面販売を取り入れて、小樽市場や余市市場の朝セリ魚貝類を展開、惣菜コーナーでは店内で作ったピッツァ、調理パン、おはぎなどを揃えている。
 
 人気の惣菜量り売りバイキングは、メニューを和洋中30種類に増やして白いご飯も加え、楽しく選べるようにした。パンコーナーには、イオン北海道オリジナル「あじわうひととき」のパン直送便を「麻生店」に次いで導入。北海道の菓子を集めたコーナー、子供向けの玩具や菓子を集めたキッズコーナーも新設した。
IMG_5293(人気の量り売りバイキングはメニューを30種類に増やして選ぶ楽しさを演出=写真)IMG_5286(水産コーナーは対面販売を導入=写真)
 
「イオン東札幌店」は、地下鉄東札幌駅と直結した駅近立地。周辺は住宅地で足元商圏には厚みがある。近くには2008年11月に開業した大和ハウス工業が手掛けた商業施設「イーアス札幌」があるが、「イオン東札幌店」は、都市型GMSとして地域に根差してきた歴史があるため消費者の支持は高い。
 
 今後、7月には2階に100円ショップのキャンドゥを導入、秋には1階のヘルス&ビューティ、ホームファッション、2階の衣料品、専門店をリニューアルして全館リフレッシュする。
IMG_5292(専用窯で出来立てを用意している本格ピッツァ=写真)IMG_5299(麻生店に次いで導入したパン直送便の「あじわうひととき」のコーナー=写真)


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