イオン北海道(本社・札幌市白石区)は、食品廃棄物削減の取り組みを推進するため、「イオン釧路昭和店」(釧路市)と「イオン東札幌店」(札幌市白石区)で2023年4月から毎月一定の回収期間を設けて、フードドライブをスタートさせる。これによって、同社のフードドライブ実施店舗は、5店舗になる。(写真は、「イオン東札幌店」)

 フードドライブは、家庭で消費されずに残っている、未開封で賞味期限内の加工食品を店舗で回収、必要とされている団体に届けることによって食品廃棄物削減に繋げる取り組み。回収食品は、米や菓子、乾麺、缶詰、調味料、ジュース、インスタント・レトルト食品などで、未開封、賞味期限が残り1ヵ月以上、常温保存、製造者・販売者の表示、成分・アレルギー表示があるもので、アルコール飲料や生鮮食品、冷凍食品、サプリメントは受け付けない。

 イオン北海道は、2022年3月に「イオン札幌平岡店」(札幌市清田区)で実証実験を行い、6月から定例で開始。回収した食品は「ひらおか子ども食堂♭(ふらっと)」を運営するNPO法人たすけ愛ふくろう清田や公益財団法人札幌国際プラザを通じて、地域の人たちや外国人留学生など必要とする人たちに届けている。

 2022年11月から「イオン上磯店」(北斗市)、2023年3月から「イオン紋別店」(紋別市)でも開始している。今回、開始する「イオン釧路昭和店」と「イオン東札幌店」は、食品セルフレジ横や農産売り場前に専用コーナーを設置、4月5日(水)から同月11日(火)まで実施。以降は、毎月5日~11日の期間に定例実施する。

「イオン釧路昭和店」の回収食品は、釧路市を通じて生活相談支援センターくらしごと、NPO法人ワーカーズコープに、「イオン東札幌店」で回収しをた食品は、札幌市白石区ボランティア連絡会にそれぞれ寄贈する。


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