「マックスバリュ厚別店」全面改装 成功モデル導入

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 マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)は11日、「厚別店」(札幌市厚別区厚別南5丁目22―50)を大規模リニューアルした。20年前に開店した店舗のため什器、冷ケースなどを全面的に入り替え、売場の配置も最新のマックスバリュ店舗のバージョンに切り替えた。リニューアルによって15~20%の売上げ増を狙う。IMG_5253(写真は、重厚さが残る初期のマックスバリュデザインの厚別店。リニューアルオープンには多くの買い物客が詰めかけた)

 この店舗は、1996年10月、同社の前身である札幌フードセンター時代に開店。当時同社は北海道ジャスコと提携しており、フードセンターが手掛けた「マックスバリュ」の1号店だった。米国の食品スーパー「アルバートソン」の店舗スタイルを取り入れたため、外観は今では珍しい重厚さがある。店舗面積は他のテナントも含めて3173㎡。

 これまで小幅改装は実施してきたが、今回10日間休業して全面活性化を行った。什器や冷ケース、売場配置、内装など、最新の「マックスバリュ」バージョンに切り替えた。
 出戸信成社長は、「開店した20年前は低価格を訴求した品揃えだった。その後、商圏の購買層の年齢変化など環境変化もあったので、このリニューアルを機に幅広い購買層に対応できるような品揃えや鮮度を追求した」と話した。

IMG_5257(写真は、農産売場)IMG_5267(人気の惣菜コーナーも拡張した=写真)

 具体的には、畜産売場で牛肉コーナーを2倍に広げ、低価格から「白老牛」などグレードの高い商品を揃え、水産売場ではマグロの種類を豊富にしたり苫小牧漁港から水揚げされた新鮮魚貝類を豊富に扱うようにした。
 また、惣菜売場では、焼き物、揚げ物を扱うホットデリカのコロッケ、フライ、焼き鳥のバイキングコーナーなどを拡張した。

 レジ対応強化のため、チェッカーは従業員が行い、支払いは買い物客自身が行う「支払いレジ」(寺岡精工製)も6台新規導入している。
 札幌市中央区の「マルヤマクラス店」のMD(販売政策)も一部取り入れ、サクランボや桃の5000円商材も販売している。
IMG_5280(マルヤマクラス店の一部品揃えを導入して販売されているフルーツギフトコーナー。5000円台のさくらんぼなどが並ぶ=写真)IMG_5276(支払いレジを6台導入してレジスピードの改善=写真)

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