ハミューレがクラウドファンディング活用 「北海道発アウトドアカッパ」に支援を

流通

 作業用品店「プロノ」を展開するハミューレ(本社・札幌市東区)は、クラウドファンディングのACT NOW(同・同市中央区)のサービスを活用して新分野への商品開発を進めている。これまで蓄積してきた作業用品のプライベートブランド(PB)商品の開発力を異分野で活かすための資金を調達するもので、企画第一弾は「晴れた日にも着られるカッパ」。目標金額は100万円。IMG_4920(写真は、ハミューレの武居秀幸社長)

 ハミューレは、作業用品、作業着などの専門店「プロノ」を道内外に35店舗展開。仕入れ商品のほかPB商品の企画開発にも注力、同業他社の中でもPB比率は高い。ただ、PBの企画開発力が高くても実際の生産は専門工場に委託するため、大量に作らないとペイしない。このため、PBで蓄えた商品開発力を作業着や作業用品以外に水平展開しようとしてもコストの壁に阻まれて生産できないジレンマがあった。
 
 そこで同社は、インターネットを使った資金調達法であるクラウドファンディングのACT NOWのサービスを活用、広く資金を集めてコストの壁を打破、異分野展開を進めることにした。
 第1弾の商品は、蓄積してきたレインウェアの開発技術を活かして試作した低価格、高機能、軽量、優れたデザインの「晴れた日でも着られるカッパ『キテクト』」。雨の日でも晴れの日でもシーンを選ばず着られるのが特徴。一般的なレインジャケットの半額に近い価格も実現したという。
 
 支援金額は1000円からで支援したオーディエンスには金額に応じた様々なリウォード(御礼)が用意されている。募集は5月16日午前0時まで。詳細は、http://actnow.jp/project/kitect/detail

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