ジョイフルエーケー16年3月期は微増 競争激化響く

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 ジャスダック上場の建築資材卸のキムラ(本社・札幌市東区)子会社で大型ホームセンター事業を展開しているジョイフルエーケー(同・同)の2016年3月期決算は、売上高が前期比0・7%増の159億1500万円、営業利益が同2・7%増の7億7200万円だった。売上高営業利益率は、4・8%で前期より0・1ポイント上昇した。競争激化と消費が盛り上がらなかったが売上高は前期を底に上昇に転じた。IMG_3804(写真は、ジョイフルエーケー大曲店)

 部門別売上高は次の通り。カッコ内は前期比伸び率。一部内部売上げも含んでいる。
■日用品 42億6600万円(0・2%増)
■レジャー 33億1100万円(6・2%増)
■資材 47億3800万円(1・5%減)
■ガーデン 10億3600万円(1・7%増)
■インテリア 14億7000万円(0・3%増)
■その他 6700万円(0・0%)
■RE事業(リフォーム・エクステリア) 10億3200万円(3・6%減)
 17年3月期は、引き続き低調な消費マインドが続くと見て、取扱い商品のカテゴリーとアイテム数の増加、売場提案やサービス・接客の強化で消費を喚起する。3月から資材館のオープン時間を2時間早めて午前7時からにしており、同業他社との競争に対応する体制を整えている。
 
 同社では、17年3月のオープンを目指し4番目の大型店、大麻店(江別市)の建設を進めている。大麻店は今期決算には反映しないが、既存店活性化に繋がる施策を今期から進めていく。
 17年3月期の業績予想は、売上高164億7400万円(16年3月期比2・9%増)、営業利益6億4500万円(同16・5%減)。売上高営業利益率は3・9%を予想している。

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