北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)の2016年2月期決算は、売上高が前期比2・1%増の435億6000万円、営業利益は同158・5%増の3億2500万円、純利益も同88・6%増の1億5000万円だった。売上高営業利益率は、前期の0・29%から0・74%に改善しているが、依然として1%未満。(写真は、2015年7月にオープンした小商圏フォーマットの『シティマート訓子府店』)
16年2月期は、地方の小商圏に対応した小型店「シティマート訓子府店」(訓子府町)と都市近郊の小型店「ラッキーマート幌向店」(岩見沢市)を7月に相次いで出店。10月には「ラッキー長沼店」(長沼町)をリニューアルした。閉店は、8月の「ラッキー衣料館大曲店」(北広島市)の1店舗。
売上高が2%伸びたことに伴い、粗利も1・9%伸びたが、粗利率を見てみると前期の25・09%から25・05%とわずかだが落ちている。
販売実績は、食料品が370億1900万円(前期比3・4%増)、衣料品が42億5900万円(同6・4%減)、住居品が16億6800万円(同0・3%増)などとなっている。
17年2月期は、4月中旬に小商圏フォーマット3店舗目の「シティマート女満別店」(大空町)を出店、また6月には「シティ網走店」(網走市)のリニューアルを予定。閉鎖店舗は3月の「西野1号店」(札幌市西区)、5月の「美しが丘店」(札幌市清田区)のほかもう1店舗を予定している。
これらによって売上高は1・7%の減収を予想しているが、不採算店舗の閉鎖と既存店活性化、新店出店によって14%の増益を計画している。