東証1部上場のサッポロドラッグストアー(本社・札幌市北区)は24日、店舗名を「サツドラ」に変更すると発表した。これまでの「サッポロドラッグストアー」では長いため、愛称として浸透している「サツドラ」を使うことにした。社名は変えない。(写真は、サツドラの新ロゴ)
4月以降に出店する初の道外店舗「沖縄あしびな~店」や「中標津西店」(中標津町)などの新店で使用し、既存店は順次変更していく。
この日、2016年2月期決算も発表、売上高は前期比16・7%増の627億6700万円、営業利益は同48・2%増の10億4500万円、純利益は同26・6%増の5億2000万円になった。売上高営業利益率は前期の1・3%から1・6%に0・3ポイント上昇した。期末配当は2円増配、27円とする。
16年2月期はドラッグストア21店舗を出店、そのうち訪日外国人に向けて免税対応のインバウンド専門店を7店舗出店、スピーディに需要を取り込むことに成功、90億円の増収に繋げた。
部門別の売上げ実績は、食品が213億8100万円(構成比34・1%)、ビューティケア135億3400万円(同21・6%)、ホームケア122億1000万円(同19・5%)、ヘルスケア112億4700万円(同17・9%)、調剤は28億4300万円(4・5%)だった。
粗利益率は、前期の23・7%から23・9%に0・2ポイント上昇した。期中に北海道9店舗の減損損失9700万円を計上している。
また、同社は8月16日をめどに純粋持ち株会社へ移行することも発表。事業会社のサッポロドラッグストアーやカード事業のリージョナルマーケティングなどを完全子会社にして採算性を明確にするとともに環境変化にスピーディに対応できる体制を築く。