東証1部上場のサッポロドラッグストアー(本社・札幌市北区)は14日、先に決めていた新株発行と株式売出し(オーバーアロットメント)の発行価格と売出し価格が1株につき2740円に決定したと発表した。公募増資と第三者割当増資による新株発行で調達する19億3200万円は、2017年2月期までに予定している新規出店14店舗に充当予定。(写真はサッポロドラッグストアーのインバウンド向け旗艦店「狸小路5丁目店」)
公募増資による増加株式数は65万株、野村證券向け第三者割当増資による新株発行は9万7500株で発行済株式総数は474万9500株になる。
調達資金は、17年2月期までに予定しているインバウンド向け4店舗のほか10店舗の設備投資資金(最大で18億3100万円)に充てる。
同社が予定している新店は次の通り。
▽中標津店(標津郡中標津町) 投資額2億5500万円 開店予定2016年4月 売場面積1254㎡
▽函館白鳥店(函館市) 投資額1億4400万円 開店予定16年8月 売場面積1254㎡
▽旭ヶ丘店(札幌市中央区) 投資額1億9600万円 開店予定16年12月 売場面積1254㎡
▽道南4店舗(道南地区) 総投資額5億2400万円 開店予定いずれも16年12月 総売場面積3729㎡
▽道央3店舗(道央地区) 総投資額5億1300万円 開店予定いずれも16年11月 総売場面積2244㎡
▽道北1店舗(道北地区) 投資額2億5500万円 開店予定16年7月 売場面積1254㎡
▽出店場所未定3店舗 総投資額1億2200万円 開店予定いずれも16年11月 総売場面積396㎡
このうちインバウンド向け店舗は道南1店舗と出店地域未定の3店舗。