イオン北海道（本社・札幌市白石区）の10月度売上高前年比は、既存店が５月以降、５ヵ月ぶりに前年を超えたほか全店ベースではダイエーの会社分割による道内９店舗承継で前年比１１９％と大幅に伸びた。
（写真は、イオン桑園店）
イオン北海道は、９月１日から道内のダイエー９店舗を承継したため、全店ベースの売上げは大きく伸びている。10月に入って相乗効果が出始めており、食品や住居余暇の分野は既存店（＝１年以内にオープンしたイオン北海道のイオン旭川駅前店とまいばすけっと10店舗を除く店舗）でも前年を超えた。ただ、衣料の既存店売上は依然として低迷している。
部門別の売上高前年比は、次の通り。
◇衣料
既存店 98・５％
全店 １１１・２％
◇食品
既存店 １０３・１％
全店 １２７・１％
◇住居余暇（家電・文具・サイクル・携帯電話・ホームファッション・ヘルス＆ビューティ）
既存店１００・４％
全店 １１４・４％
既存店売上げで、衣料は３ヵ月連続で前年同月を割っており、水面上になかなか浮上しない。食品と住居余暇はともに２ヵ月連続で前年同月を超えて好調。ダイエー店舗の承継で全店売上げは伸びており、この勢いが食品と住居余暇の既存店対策にもつながっているようだ。
