イオン北海道(本社・札幌市白石区)、アークス(同・同市中央区)、マックスバリュ北海道(同・同)、北雄ラッキー(同・同市手稲区)の道内上場流通4社の9月度売上高前年比によると、イオン系2社がダイエー道内店舗の引継ぎで全店売上高を前年同月比で大きく伸ばし、アークス、北雄ラッキーも前年を超える売上高を確保するなど順調だった。IMG_9081(写真は、9月1日からイオン琴似店になった旧ダイエー琴似店)

 イオン北海道の9月度売上高は、ダイエー9店舗を承継したことにより全店ベースでは前年同月比117・0%と大きく伸びた。しかし、既存店ベースでは同99・1%と低迷、4ヵ月連続前年割れが続いている。
 部門別では、衣料が全店ベースで同110・3%、既存店ベースは同98・9%。食品は全店ベースで同123・4%の大幅増、既存店ベースでも同100・6%で3ヵ月ぶりに既存店は水面上に顔を出した。住居余暇(家電・文具・サイクル・携帯電話・ホームファッション・ヘルス&ビューティなど)は、全店ベース同114・4%、既存店ベース同101・4%となった。
 
 同じイオングループのマックスバリュ北海道も苫小牧市での新規2店舗とダイエー6店舗の売上げが加わり全店ベースでは前年同月比114・7%と2ケタの伸びを示した。既存店ベースでも同104・8%で好調を維持している。
 
 アークスは、全店ベースが同102・4%、既存店ベースでも同100・5%となり順調。客数は全店が同101・6%、既存店は同99・6%と6月度に続いて前年を割り込んだ。客単価は全店が同100・8%、既存店は同100・9%になった。
 
 北雄ラッキーは、全店ベースが同101・3%、既存店ベースが同100・8%で売上高は順調に伸びた。生鮮食品は堅調だったが衣料品の不振が継続している。客数は全店で同99・4%、客単価は全店で同101・9%になった。買い上げ点数も同101・4%と増えている。
 


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