道内SM3社8月も好調 天気悪くても消費は安定

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 アークス(本社・札幌市中央区)、マックスバリュ北海道(同・同)、北雄ラッキー(同・同市手稲区)の道内上場食品スーパー(SM)3社の8月度売上高前年比が出揃った。各社とも前年8月を上回り順調なトレンドを維持した。天候があまり良くなかった割にはお盆商戦も堅調に推移した。IMG_5416(写真は、スーパーアークス室蘭中央店)

 アークスは、全店ベースで対前年同月比102・0%、既存店ベースでは100・4%で2ヵ月連続で全店・既存店ともに前年同月をクリアした。
 客数は全店が同102・7%、既存店が同100・9%でこちらも2ヵ月連続で全店・既存店ともに前年を上回った。客単価は、全店が同99・3%、既存店が同99・5%。食品価格が上昇している中で客単価が減少しており、買い上げ点数がやや低下しているものと見られる。
 
 マックスバリュ北海道は、全店ベースが同107・8%、既存店ベースが同104・9%で全店・既存店のダブル前年超えは4月以降5ヵ月連続。苫小牧で7月、8月と2店の新店を出店したことから全店ベースの売上高を伸ばした。既存店も巡航速度のトレンドを続けている。
 お盆商戦は善戦、前年を5%近く超えたものと思われる。客単価も前年を超えて買い上げ点数の増加が窺える。同社は9月1日からダイエーから承継したグルメシティ、マルヤマクラスの6店舗(1店舗は建て替え準備中で一時閉店中)の売上げが新店扱いになる。
 
 北雄ラッキーは、全店ベースが同101・1%、既存店ベースが同100・0%だった。年初の北野店(札幌市清田区)の閉店と小型店2店の出店でほぼイーブンになっている。客数は全店ベースで同99・8%、客単価は全店ベースで同101・6%だった。8月23日にラッキー衣料館大曲店(北広島市)を閉店している。「生鮮食品は好調に伸びており、お盆期間も順調に推移した。8月も予算を上回っており安定的基調で推移している」(広報)としている。

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