アークス新店・改装費用で減益 第1四半期は売上高9・8%増、純利益7・2%減

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IMG_4888 アークス(本社・札幌市中央区)が2日発表した第1四半期(3~5月)連結決算は、昨年9月にグループ入りしたベルプラス(同・岩手県盛岡市)の業績が加わり、売上高は前年度期比9・8%増の1235億5900万円になったが、新規出店や改装、物件購入による費用負担が響き純利益は同7・2%減の17億6000万円になった。(写真は、5月12日にオープンした道北アークスの小型店「ダ・マルシェ愛別店」)

 第1四半期の新店は、ベルプラスの「ビッグハウス矢巾店」「ビックハウス関店」、東光ストア(本社・札幌市白石区)の「東光ストア東区役所駅前店」、道北アークス(同・旭川市)の地方小商圏対応の小型店「ダ・マルシェ愛別店」「同上川店」で計5店舗。改装は、ユニバース(同・青森県八戸市)の「ユニバース大野店」、福原(同・帯広市)の「フクハラ音更店」、「同摩周店」で実施した。
 同期間の全店ベース売上高は、前年同期間比100・7%、客数は103・0%、客単価は97・8%だった。
 営業利益は同5・2%減の29億4300万円、経常利益は同6・6%減の33億200万円。
 
 期中に、地域シェア拡大を支える次世代基幹システムの基盤構築を目的としたプロジェクトを設置している。アークスRARAカードは、店舗の出店・改装に合わせて実施した新規会員獲得キャンペーンやポイント提携店の拡充で同期末の総会員数は約260万人になった。
 
 2016年2月通期は、売上高が7%増の5030億円、営業利益は10・1%増の140億円、経常利益は9・9%増の157億円、純利益は前期のベルプラス統合に伴う負ののれん代がないため26・1%減の70億円で従来予想を据え置いた。

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