北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)は、道内で展開する全35店舗のうち23店舗で電力購入先を北海道電力(同・同市中央区)から電力代理購入サービスに切り替える。5月から順次切り替えており6月末までに23店舗の変更を終え、電力料金の低減と二酸化炭素排出量の削減に貢献する。IMG_6823(写真は北雄ラッキー栗山店)

 電力代理購入サービスとは、既存の大手電力会社とは別の特定規模電気事業者である新電力など複数の電力会社から電力を購入して供給を受けるサービスで、同社がこれまで購入してきた北電に比べて基本料金単価や従量料金単価が下がりコスト削減できる。
 
 また、太陽光発電やバイオマス発電などの新電力を活用することで二酸化炭素排出削減にも繋がる。同社によると、電力代理購入サービスを受けることで二酸化炭素排出量は従来の3分の1になるという。
 
 北雄ラッキーは、地球温暖化防止をはじめ環境問題に積極的に取り組んでおり、LEDなど各種省エネ機器の導入や空調の燃料転換などを進めてきた。また、電気自動車用の急速充電器も道内17店舗に設置している。
 
 同社の水道光熱費は2015年2月期で8億3600円、14年2月期に比べて4800万円増加、大半は電力料金の値上げによるもの。電力代理購入サービスを受けることで年間数千万円単位の電力料金低減が見込める。


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