道内ドラッグストア2社の4月度(2015年3月16日~4月15日)の月次売上高前年比が出揃った。ツルハホールディングス(HD、本社・札幌市東区)は既存店ベースで前年同月比8・9%減、サッポロドラッグストアー(同・同市北区)も14・8%の大幅減になった。(写真は、4月10日オープンしたサッポロドラッグストアーのフレスポ恵み野店)
ドラッグストア各社の締日は毎月15日のため、今年の4月度は昨年の消費増税の駆け込み需要と反動減が混ざった売上げとの対比になる。
ツルハHDは既存店が8・9%減と今期(2015年5月期)に入り11ヵ月の中で最大の落ち込み。ただ、新規出店の累計が96店舗にもなり、閉店31を引いた純増店舗は65店舗で全店売上げは8・9%増になっている。
客数は、全店ベースで14・6%増、既存店ベースでは3・2%の減少。客単価は全店ベースで5%減、既存店ベースでも5・9%減になった。直営店舗数は1377店舗。
サッポロドラッグストアーの4月度は、既存店で14・8%の2ケタ減、新店を含めた全店でも6・3%減になった。今期(2016年2月期)に入ってからの新店数は累計3店舗で総店舗数はドラッグストア146店、調剤10店の合計156店舗。
両社とも既存店ベースでは前年を割り込む状態が続いており、消費環境は改善していない。