北雄ラッキー(本社・札幌市手稲区)の2014年2月期決算は、当期純利益が前期比61・8%減の7900万円だった。営業利益は1億2500万円で売上高(426億6900万円)営業利益率は0・2%だった。昨年4月の消費増税による買い控えが響いた。IMG_8559(写真は、建て替えで昨年7月にオープンした旗艦店の山の手店)

 同社は昨年3月に旗艦店の「山の手店」(札幌市西区)を建て替えのため4ヵ月休止、その間の売上げ減は想定していたものの、昨年4月以降のコメ、タバコ、住居用品、衣料の不振が響き、想定以上の大幅減益になった。
 
 営業総利益は、117億4900万円と前期の117億2600万円とほぼ同じだが、販売費及び一般管理費の地代家賃が7000万円増、販売手数料が5800万円増、水道光熱費が4700万円増などが重なり、営業利益段階では前期より3億5000万円減少、1億2500万円にとどまった。
 
 借入金や社債などの有利子負債は79億円で前期の60億円より増えた。これまで有利子負債の削減に取り組んできたが、今期は短期借入金が6億2000万円増の31億円、長期借入金も5600万円増の21億3200万円になった。
 
 部門別の販売実績は次の通り。
◇食料品 358億1400万円 前期比99・9%
◇衣料品 45億4800万円 同96・7%
◇住居品 16億6300万円 同96・3%
 2016年2月期は、7月に300坪の小型食品・衣料コンビネーション店舗のシティマート訓子府店(訓子府町)を新規開店、10月には長沼店(長沼町)を改装する予定。


この記事は参考になりましたか?