コープさっぽろ新入職員58人が入協式 大見英明理事長「100周年に向け新しいチャレンジを」

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 生活協同組合コープさっぽろ(本部・札幌市西区)の入協式が1日、京王プラザホテル札幌で行われた。今年度の入協者は、大卒44人と勤続1年以上のエリア契約職員の中から選考により総合職に登用された14人の合計58人。大見英明理事長は、「今年はコープさっぽろが設立されて50年の節目の年。次の50年に向け選ばれて入協された皆さんに期待したい」と激励の言葉を述べた。IMG_4119(入協式で激励の言葉を述べる大見英明理事長)

 入協式では、最初に中島則裕専務理事が、58人全員に辞令を交付。新卒者らは1人ひとり演台に登り緊張した手つきで辞令を受け取っていた。
 
 続いて挨拶に立った大見理事長は、50年前にコープさっぽろが設立された際の趣意書を読み上げたうえで、「18年前には経営危機に陥り事業が破綻の危機にあった時にも組合員はコープさっぽろを見捨てることなく支援していただいた。そうした深いつながりの中でコープさっぽろは生かされている。だからこそ私たちは業務を負託されているその中で、しっかりと地域に思いを馳せることが一番のポイント」と強調した。
 
 さらに、「北海道が困難に直面する中で、実体経済を通して貢献、活性化に繋がることを追求していきたい。 50周年の今年、さらに100周年に向けて新しいチャレンジをしていくが、私たちの仕事は地域の期待に応えるものでなければいけない。地域に貢献するということを胸に刻んで仕事に向かって欲しい」と激励した。
 
 これを受けて新入職員を代表して吉田まりさんが、「生協の原点は組合員が自ら出資し利用し運営に参加すること。今後より多くの組合員の加入と参加を図ることで地域住民のより良い生活、地域活性化に繋げていくことに邁進したい」と決意表明した。
 
IMG_4133(決意表明する新入職員代表の吉田まりさん)
 
 最後に先輩職員を代表して2012年度に入協したコープさっぽろ新道店畜産マネジャーの山本紘輔さんが登壇、「3年間の経験を踏まえて新入職員に3つのことを伝えたい。1つは疑問点をそのままにしないこと。2つは失敗を恐れないこと。3つは同期を大事にすること。この3つを基本にして組合員さんを第一に考え、日々仕事をしてほしい」と歓迎の言葉を贈った。

IMG_4136(歓迎の言葉を贈った入協4年目の山本紘輔さん)

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