北海道経済産業局は13日、昨年11月の道内大型小売店販売動向、コンビニエンスストア販売動向、専門量販店販売動向を公表した。百貨店、スーパーの大型店の11月販売額は821億2600万円で全店ベースは前年同月比3・2%増となり5ヵ月連続で前年を上回った。札幌市以外の地域も全店ベースで同2・1%増となり2ヵ月ぶりに前年同月を超えた。(写真は、帯広市の藤丸百貨店。11月も札幌市以外の百貨店は不振だった)
大型小売店を業態別に見ると、百貨店販売額は185億1700万円で既存店(全店が既存店)ベースで見ると前年同月比0・9%増と3ヵ月ぶりに前年を上回った。部門別にみると、身の回り品が1・4%減少したが、衣料品が1%増、飲食料品が1・1%増、その他が2%増となって全体を押し上げた。
スーパーの販売額は、636億900万円で全店ベースで前年同月比3・9%増、5ヵ月連続で前年を上回った。既存店ベースでも同3・3%増と5ヵ月連続の伸びだった。
部門別では衣料品が46億6100万円で全店ベース4・5%減、既存店ベース1・4%減、身の回り品も13億1800万円で全店ベース3・7%減、既存店ベース2・8%減になった。飲食料品は440億8100万円で全店ベース5・2%増、既存店ベース4・3%増、その他部門は135億4800万円で全店ベース3・6%増、既存店ベース2・2%増だった。ちなみに店舗数は、百貨店が16、スーパーは303店舗で前年同月に比べてスーパーが3店舗増えている。
地域別では、札幌市内が432億5800万円(百貨店140億8300万円、スーパー291億7500万円)で全店ベースは4・2%増(百貨店1・9%増、スーパー5・3%増)となった。スーパーの既存店ベースは4・6%増。札幌市以外の地域は全体で388億6800万円(百貨店44億3400万円、スーパー344億3400万円)で全店ベースで2・1%増(百貨店2%減、スーパー2・7%増)、スーパーの既存店ベースは2・2%増だった。道経産局の大型小売店販売動向のリリースは、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/daiten/index2611.htm
道内のコンビニエンスストアの販売動向によると、11月の販売額とサービス売上高の合計は429億7700万円で前年同月より2・7%増になった。既存店売上げは0・5%の増加。総店舗数は前年同月より59店舗増の2863店舗。店舗数の増加率は2・1%で2014年1月以降の2%台を保っている。コンビニの販売動向リリースは、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/convini/index2611.htm
道内専門量販店の販売動向は、家電量販店が83店舗で117億6800万円、ドラッグストアが585店舗で173億400万円、ホームセンターは179店舗で114億1900万円だった。専門量販店販売動向は14年1月から統計を取り始めたため前年同月比は15年1月分が公表される15年3月から明らかになる。道内専門量販店の販売動向リリースは、http://www.hkd.meti.go.jp/hoksr/ryouhan/index2611.htm