DSC_6505 アークス(本社・札幌市中央区)と北雄ラッキー(同・同市手稲区)の11月度売上高前年比が明らかになったが、アークスは既存店、全店ともに3ヵ月ぶりに前年同月を上回った。北雄ラッキーは既存店が振るわず前年比97・5%だった。(写真は、道東ラルズのスーパーアークス桜町店=北見市)
 
 アークスの数値は北海道、北東北の食品スーパー10社の合計値。新規店舗を含めた全店ベースでは100・3%、既存店ベースでは100・6%で8月度以来、3ヵ月ぶりに全店・既存店ともに前年同月を上回った。ただ、子会社の業績はまだら模様で、北見などで展開している道東ラルズはディスカウント(DS)食品スーパーの新規出店などが響き前年割れ、函館地区の道南ラルズや北東北のユニバースは前年を超えて好調だった。
 
 客数は、全店が99・9%、既存店が100・4%。既存店の客数が前年を超えたのは、消費増税前の駆け込み需要があった3月度(102・5%)以来、8ヵ月ぶりになる。全店ベースは3月以降、前年を割り込む状況が続く。
 客単価は、全店が100・4%、既存店が100・2%だった。なお、グループの総店舗数は316。
 
 北雄ラッキーの11月度は、全店ベースで101・7%、既存店ベースでは97・5%だった。生鮮は好調だが、コメなどが不振でグローサリー商品(日配品や加工食品)も低調だった。衣料品も不振。店舗周辺に新規出店したDSの影響は落ち着いてきたという。 
 既存店の客数は95・8%、客単価は101・7%だった。


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