北海道イオン系2社の11月売上高は前年比プラスに

流通

IMG_9254 イオン北海道(本社・札幌市白石区)とマックスバリュ北海道(同・同市中央区)の北海道イオン系2社の11月度売上高前年比は、2社とも100%を超え、プラスになった。マックスバリュ北海道は、引き続き堅調に売上げを伸ばしており、全店・既存店の売上げは51ヵ月連続で前年同月を超えた。(写真は、イオン登別店)
 
 イオン北海道の既存店売上げは、4月の消費増税以降に低迷、前年を超えたのは8月の101・1%だけだった。8日明らかになった11月売上高前年比は100・1%でわずかだが前年を上回った。
 
 部門別に見ると、衣料は97・8%で依然として低迷状況を脱し切れていない。ただ、増税以後では8月の100・9%に次ぐ数字で12月の歳末商戦に繋がる結果をある程度残したと言えそう。
 食品は、コンビニ型食品スーパー「まいばいすけっと」の出店増もあって新店を含めた全店ベースでは102・8%となり既存店ベースでも101・2%を確保した。
 住居余暇も「まいばすけっと」で一部押し上げ効果があり、全店ベースは100・6%、既存店ベースは100・5%になった。
 
 食品スーパーのマックスバリュ北海道は、全店ベースで105・7%、既存店ベースでは106・3%。既存店では「マックスバリュ」「札幌フードセンター」の継続的なリニューアルの効果やディスカウントスーパー「ザ・ビッグ」の好調さが前年比プラスの要因になっている。
 
 マックスバリュ北海道の売上げが前年同月を超えたのは、11月で51ヵ月連続となった。今後どこまで前年超えを継続できるか注目されるが、今年駆け込み需要のあった2~3月の反動で来年のこの2ヵ月が大きなヤマと見られている。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER