北洋銀行、青森銀行、新日本スーパーマーケット協会、アークスは、青函圏「食と観光」活性化連携事業の第二弾として「青函連携商談会」を11月27日、日本アクセス北海道札幌本社(札幌市東区)でアークスグループのラルズ主催により開催した。同商談会は、第一弾として10月30日に同じくアークスグループのユニバース主催によって函館で行われている。(写真は、日本アクセス北海道で行われた青函連携商談会)
 
商談会015 北洋銀や青森銀など4者は、2015年度末の北海道新幹線新函館北斗開業に向けて青函圏の「食と観光」活性化を支援する連携協定を昨年11月に結んでいる。金融機関の持つ情報力と新日本ス―パーマーケット協会の全国的な流通力やコーディネート力、アークスの青函圏での営業力を結集、新たな食材開発や食を資源とした観光客を呼び込み青函両地域の振興を図っていく取り組み。
 
 2回目となった青函連携商談会には、青森県や道南の生産者・食品製造業者30社とハウス食品、Mizkan、キリンビールマーケティングなどナショナルブランド(NB)メーカー7社が道産素材盛り上げ隊メンバーとして参加した。
 
 会場では、青森県と北海道の企業間で進められている新商品開発の代表例として青森県産りんごと道南産りんごを使ったあんぱんが初登場した。これは、札幌名物「月寒あんぱん」で知られるほんま(本社・札幌市)が開発したもので、りんごのジューシーさが特徴の「青森りんごあん」、りんごのさわやかな甘酸っぱさがある「道南七飯りんごあん」の2種類。既にユニパースの一部店舗で販売している。
 また、「B―1グランプリ」ゴールドグランプリに輝いた十和田バラ焼きやせんべい汁、りんごジュース、函館いかめしなど青函圏の水産、農産、畜産、スイーツ、地酒なども並んだ。
 
 北海道と青森県の食文化の交流促進プロモーションでは、道産素材盛り上げ隊のNB7社が青森県の食材や食文化を家庭で楽しめる青函食材レシピを提案した。会場では参加者がNBメーカーの新しい食材活用方法について熱心に質問したり、試食するなど熱気に包まれていた。
 
 今回の商談会を受けて、ラルズは58店舗、道南ラルズは16店舗で来年1月下旬から青函圏の旬の食材や特産品を提供する青函フェアを3ヵ月に1回のペースで実施、フェアではNB7社が提案した青函レシピも買い物客に配布する。



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