セイコーマート(本社・札幌市)は、12月中旬にコンビニゼロの自治体だった留萌管内初山別村に直営店舗を出店する。11月29日と12月中旬には、セイコーマートが出店していなかった赤平市と檜山管内乙部町にも直営店舗をオープンさせ、道内179市町村のうち175市町村をグループ店舗がカバーすることになる。(写真は、オープンへの準備が進むセイコーマート初山別村の店舗)
初山別村は人口1346人、世帯数596(2014年2月末)で留萌管内ではセイコーマートをはじめ全国系も出店していない唯一のコンビニゼロ村だった。セイコーマートは、12月中旬にオロロンライン(国道232号線)沿いで初山別村役場庁舎の近くに出店、コンビニゼロを解消する。
店舗面積は約100㎡で駐車台数は約10台。セイコーマートは、隣町の留萌管内羽幌町と遠別町には2店舗展開している。
セイコーマートは、店舗を出店していなかった赤平市と乙部町にも出店するが、赤平市にはセブン―イレブンとローソンが2店舗、サンクスが1店舗あり、乙部町にはセブンーイレブンとローソンがそれぞれ1店舗ずつ出店している。セイコーマートは店内調理の「ホットシェフ」などで他社コンビニとの差別化を図る。
これによってセイコーマートやグループのスパー店舗でカバーする市町村は175となり出店していない市町村は、空知管内月形町、浦臼町と上川管内幌加内町、後志管内神恵内村の4自治体になる。このうち月形町にはセブンーイレブン、ローソン、サンクスが1店舗ずつ出店しているが、浦臼町、神恵内村、幌加内町はコンビニゼロ町村。