北雄ラッキー(本社・札幌市)は、17日から「倶知安店」(後志管内倶知安町)で外国人向け免税販売と海外送金サービスを開始した。専用カウンターを設け英語の話せるスタッフを配置、スキーなど冬場に増える外国人観光客やリゾートで働く外国人スタッフの利便性に応える。(写真は、免税品販売や海外送金のサービスカウンター)
同社の倶知安店は、このほど外国人が土産として商品を購入する際に、消費税が免税される輸出物品販売場の許可を受けたことから、免税販売を開始した。3月にオープンした同店は、国際リゾート地として知られるニセコに近いため店内POPにも外国表記を併記するなど外国人向けサービスを充実させている。
免税販売はこの一環で、「お菓子や緑茶、お酒類に加え道産のドレッシングなど道産加工食品の購入が増えるだろう」(吉田武生店長)とみている。免税店営業時間は午後零時から午後7時まで。
また、海外送金サービスは外国人の間で知名度の高いウェスタンユニオンのサービスを導入、専用口座を作らなくても1人1回100万円を限度に送金や受け取りができるようになり、リゾートで働く外国のシーズンスタッフなどのニーズに対応する。サービス提供時間は午後零時から午後6時まで。
同店は3月のオープン以降、売上げ予定を下回る状況が続いていたが徐々に知名度も浸透、最近はほぼ予定通りの売上げを確保している。12月の歳末商戦に加えて1~2月はスキーシーズンで国内・外国人の観光客が増えるため通期では予定販売額を達成できそう。