コープさっぽろグループで道や札幌市が出資する障害者受け入れの第三セクター、北海道はまなす食品(本社・北広島市)は、道産大豆やサケ節のタレなどを使った納豆『ザ・北海道』をコープさっぽろの店舗に加え、道外の高級スーパーやデパートなどに積極的に販売していく。将来的には中国など東南アジア市場も狙う。(写真は、『ザ・北海道納豆』をアピールするはまなす食品の永田吉則社長)
同社が7月からコープさっぽろの店舗で販売している『ザ・北海道』は、道と連携して開発した納豆で、大豆は十勝産の『ユキシズカ』、タレにはサケ節から取っただしをブレンドした醤油を使っている。薬味にサケ節の削り節も付けた。コープさっぽろが販売前に他のメーカーの納豆を含めてブラインドテストを行った結果、3回とも『ザ・北海道』が一位を占めた。
サケ節は、道立総合研究機構食品加工研究センターの技術をベースにしている羅臼産サケ節と独自技術で生産している標津産サケ節の両方をミックスしたサケ節を利用しているのも特徴。
商品名の『ザ・北海道』は、東南アジア市場で知名度の高い『北海道』の食品であることをアピールするために名づけたもので、将来的には中国などの市場を狙う。
はまなす食品では7月からコープさっぽろの各店舗で販売しているが、首都圏の高級スーパーにも販路を広げるほか道内では大丸札幌店でも取扱いを始めた。価格はやや割高で40g入り2パック、214円。