ホーマック(本社・札幌市)は16日、フジタ産業(苫小牧市)から譲り受けたホームセンター3店舗のうち「ハッピーワン浦河店」(浦河郡浦河町)を23日に「ホーマック浦河店」としてオープンさせると発表した。苫小牧市内にある他の2店舗も10月末までに順次オープン予定で、ホーマックは日高・胆振地区でシェアを高める。(写真は、ホーマックへの衣替えが進む苫小牧市HA・RERUタウン内にある旧ハッピーワン柳町店)
フジタ産業は、ホームセンター事業を苫小牧市と浦河町で展開してきたが、道外大手のコメリ(新潟市)の苫小牧進出など競争激化が予想され、3店舗では成長が難しいと判断、ホーマックに同事業を譲渡することを決め10月1日付でホーマックが同部門を譲り受けた。
「ハッピーワン浦河店」は、1990年12月にオープンした店舗で今年8月末に閉店していた。店舗面積は1242㎡とホーマックにとっては小型店舗となるが、スモールサイズの棚割りで商品群を充実させている。23日は午前9時半にオープン、先着200人に携帯型エコバックをプレゼントする。営業時間は午後8時まで。旧ハッピーワンの従業員を継続雇用する。
譲り受けた苫小牧市内の新興産業が所有運営するHA・RERUタウン内にある「柳町店」と日新町にある「糸井店」のハッピーワン店舗も10月中には順次オープンさせる予定。HA・RERUタウンは、イオン苫小牧ショッピングセンターの東側に位置し、サッポロドラッグストアーやブック・オフ、ジーユー、ABCマートなどの店舗が集積。建設が進むコメリパワー苫小牧店とも近い距離にある。糸井店は、豊月(苫小牧市)の食品スーパー、フードD「Vian」と隣接している。
ホーマックは、ハッピーワン3店舗を新たに加えることで苫小牧市内では既存4店舗を加えて6店舗に、日高地区では既存の「静内店」と併せて2店舗の体制になる。(写真は、8月末で閉店したハッピーワン柳町店)