北雄ラッキー(本社・札幌市)の2014年8月中間決算は、新店の「倶知安店」(虻田郡倶知安町)や建て替えの「山の手店」(札幌市西区)の2店開店による一時費用が増加したことなどにより3400万円の営業赤字になった。また、下請け法違反で約1600万円を返還した特別損失も響き純利益段階では8200万円の赤字になった。(写真は3月7日に開店した倶知安店)
8月中間の売上高は前年中間期比1・3%減の213億600万円、営業損失3400万円、経常損失5200万円、純損失8200万円。3月7日に「倶知安店」がオープンしたことや消費増税の駆け込み需要もあって3月単月では前年より売上高が8・8%伸長したが、4月以降の反動減と旗艦店「山の手店」建て替えで4ヵ月間休業したことが重なり、中間期の売上高は前年比98・1%にとどまった。
3月分のプラスで営業総利益の段階では58億円と前年中間期とほぼ同じ額を確保したものの、新店2店開店によって広告宣伝費等が増加、販管費は2億円増えて営業損失になった。
通期は、売上高438億円(前期比1・9%増)、営業利益3億6800万円(同22・6%減)、経常利益4億3000万円(同0・4%減)、純利益2億3000万円(同10・1%増)と従来予想を据え置いた。