アインファーマシーズ（本社・札幌市）は３日、ドラッグストアの「アインズ＆トルペ月寒中央店」（札幌市豊平区月寒中央通７丁目）を増床リニューアルオープンした。地下鉄東豊線月寒中央駅と直結したＪＡ月寒中央ビル１階のターミナル店舗で、北欧パンが閉店した部分に売場を広げ店舗面積は倍増、１００坪強になった。アインファーマシーズは、主力の調剤薬局に加えドラッグストアの強化を打ち出しており、「月寒中央店」の増床リニューアルもその一環。（写真は、３日増床リニューアルしたアインズ＆トルペ月寒中央店）
「アインズ＆トルペ月寒中央店」は、調剤薬局「アイン月寒中央店」を併設した店舗。ＪＡ月寒中央ビル５階には眼科や皮膚科、小児科、心療内科、歯科のメディカルセンターがあり、処方箋需要を取り込む調剤薬局とドラッグストアの相乗効果による売上げ増が見込めるため、北欧パン閉店後の増床に踏み切った。
８月30日から９月２日まで一時閉店して増床リニューアル工事を進め３日午前９時にオープンした。２～３類の医薬品のほか健康食粗品やメイクアップ用品、スキンケア用品、ビューティケア用品などを品揃え、一般食品は置いていない。ＳＫＵ（在庫保管単位）は約１万アイテム増えて約２万５０００アイテムになった。
３日から７日まではリニューアルオープンセールとして、アインズ・トルペクラブカードのポイントを２倍にするほかスペシャルクーポンとして３０００円以上の購入ならその場で５００円を割り引くサービスも行っている。営業時間は午前９時から午後９時、土日祝は10時開店。
ＪＡ月寒中央ビルの地下１階には、マックスバリュ北海道の食品スーパー「札幌フードセンター月寒中央店」が営業している。地下鉄直結の食品スーパー＋ドラッグストアとして買い回り性は高いが、地下にイオングループ、地上にセブン＆アイ・ホールディングスのグループ店舗がそれぞれ営業するという流通２強の珍しい補完関係が成立している。
