ダイイチ(本社・帯広市)が2日公表した8月度の売上高は、既存店で前年同月比102・6%、新店を含めた全店ベースで同109・6%と大幅に伸びた。同社は4月の増税後、既存店で6月、7月と2ヵ月連続で前年同月割れだったが、8月は大きく盛り返した。

同社の8月度部門別売り上げは次の通り。
■青果 108・9%
■水産 113・7%
■畜産 125・5%
■惣菜 108・9%
■デイリー 107・2%
■一般食品 106・5%
■日用雑貨 97・5%
■その他 100・8%

 8月はお盆商戦を含んで消費が増える時期だが、水産、畜産は2ケタ増を記録するなど「ダイイチらしい売上げが戻ってきた」(業界通)。同社は、消費増税後の5月に既存店で101・1%となるなど増税の影響は軽微と見られていたが、天候不順が続いた6月に前年同月を割り込んで水面下に沈み7月も同様だった。

 8月で盛り返したことから、今後既存店でこのペースが基調トレンドとなるかが注目される。
 なお、客数は全店ベースで前年同月比105・5%、客単価も同103・9%になった。



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