ドラッグストア全国大手で横浜市に本社を置くココカラファインが20日、「北28条店」(札幌市北区北28条西13丁目)をプレオープンさせた。札幌市内の大型店第一号で医薬品、化粧品のほか食品も揃えている。周辺には食品スーパーがないため近隣住民の日常的な買い物需要を取り込む考え。明日、21日にグランドオープンし4日間連続の大奉仕として特売を実施する。(写真は、ピンクがイメージカラーのココカラファイン北28条店)
ココカラファイン北28条店は、もともとコープさっぽろの新川店があった場所。コープ店舗の閉鎖に伴い建物が解体され、地権者がココカラファイン向けに店舗を建設し同社が賃借して営業を始めた。店舗面積は、約1200㎡。
ココカラファインの名前は道内ではあまり浸透していないが、スズラン薬局(小樽市)がココカラファインの社名を冠したグループ子会社になっている。札幌では狸小路商店街にアンテナ的な店舗を昨年オープン、清田区平岡にも小型の店舗がある。
今回の「北28条店」は、札幌市内では初の大型店舗で食品を強化しており来店頻度を高める考え。薬剤師が常駐する一類医薬品は置かず二類、三類のみとしコスメや日用品も充実させている。食品売場の面積比率は約3分の1。
北28条店の関係者は「プレオープンとしては予想以上の人出。周辺住民の期待に応える店づくりをしていきたい」と語っていた。営業時間は午前9時から午後9時45分。オープンセール中は店舗前駐車場41台分のほか2ヵ所に29台分の臨時駐車場を設ける。