ディスカウントストアのトライアルカンパニー(本社・福岡市)が建設を進めている「スーパーセンタートライアル千歳清流店」(千歳市清流2丁目)が7月下旬オープンまで1ヵ月を切り、秒読み段階を迎えている。消費増税で消費者の低価格志向は強まっており、24時間営業のトライアル出店で千歳市内の食品スーパー地図は大きく変わりそうだ。(写真は、着々とオープン準備が進むスーパーセンタートライアル千歳清流店=2014年6月25日撮影)
「スーパーセンタートライアル千歳清流店」の立地場所は、千歳市清流2丁目1367番4。千歳市北部に位置し新興住宅街が後背に広がっている。店舗面積は3875㎡。建物はほぼ完成しており前面駐車場は舗装の準備に入っている。オープンに向けて今後急ピッチで作業が進む見通しだ。
トライアルは、これまで道央圏ではカウボーイのショッピングセンター(SC)跡に居抜きで出店するケースが多く、新設店舗は江別市の「野幌店」(東野幌本町)以来。
千歳市内の食品スーパーは、豊月(苫小牧市)の「フードD千歳食彩館」(北陽1丁目)、北雄ラッキー(札幌市)の「ラッキー千歳錦町店」(錦町4丁目)、ラルズ(札幌市)の「スーパーアークス長都店」(勇舞)、「ビッグハウス千歳店」(日の出町)、イオン北海道(札幌市)の「イオン千歳店」(栄町6丁目)の5店舗。
市内にはディスカウントを標榜するスーパーはなかったため、トライアルの低価格攻勢で競合他社の価格戦略にも影響を与えそうだ。なお、トライアルカンパニーは、苫小牧市柳町1丁目に「スーパーセンタートライアル苫小牧柳町店」をも建設中で同時期に2店舗オープンすることになっている。