ホーマック(本社・札幌市)とマックスバリュ北海道(同・同)、ほしの(同・苫小牧市)の3社は、苫小牧市北栄町3丁目に近隣型ショッピングセンター(SC)を新設する。3社が道の地域商業の活性化に関する条例に基づき届け出た。ホーマックとマックスバリュ北海道は、苫小牧市弥生町にもSC新設の届出をしており、2015年7月に苫小牧市の中央地区と東部地区でSCをダブルオープンさせる。(写真は、苫小牧北栄町3丁目SCの予定地)
北栄町3丁目SCは、JR沼ノ端駅の北側約500mにある敷地面積約2万2000㎡の土地に建設する。土地所有者はほしの。ホーマックの店舗面積は約6000㎡、マックスバリュは約2200㎡で既存のローソン店舗も建て替える予定。駐車場も300台程度のスペースを確保する。
商圏範囲は半径3㎞で1日当たりの集客数を5000人と弾いている。建築基準法の確認申請と大規模小売店舗立地法の届出は今年9月に行い12月から着工する。営業開始は来年7月を予定。
現在の苫小牧市内のホームセンター、食品スーパーの勢力図は次の通り。
【ホームセンター】
■ホーマック 4店舗
■ハッピーワン 2店舗
【食品スーパー】
■豊月(フードD) 5店舗
■コープさっぽろ 5店舗
■マックスバリュ北海道 4店舗
■ラルズ(ビッグハウス) 3店舗
■ホクレン商事(ホクレンショップ等) 3店舗
■トライアル 1店舗
ホームセンターのコメリは今年8月オープン予定で「コメリパワー苫小牧店」(新開町2丁目)を建設中で、食品スーパーのトライルアルも7月オープン予定で市内2店舗目の「スーパーセンタートライアル苫小牧柳町店」(柳町1丁目)を建設中。ホーマックとマックスバリュ北海道は、弥生町SCも計画しており、苫小牧市は一気に流通激戦区になりそうだ。