DSC_6449 苫小牧市北栄町に商業施設の建設構想が浮上している。同市内で人口が増えているJR沼ノ端駅の北側で既存の商業施設が集積している北栄町1丁目に近い空地がその場所。同市の東地区ではホームセンターのコメリ(本社・新潟市)や食品ディスカウントのトライアルカンパニー(同・福岡市)が店舗を建設中で、具体化すれば苫小牧東地区での競争が激しくなりそうだ。(写真は、商業施設の出店構想がある場所)
 

 
 新たな商業施設の建設構想が出ているのは、同市北栄町3丁目の約3000坪の土地。地元のオーナー企業が所有している土地で、以前はホームセンター、サンワドー(同・青森市)が食品ディスカウントの業務スーパーFC(フランチャイズ)店とともに出店する構想があった場所。
 
 サンワドーの出店構想は具体化しなかったが、新たに浮上しているのが、ホームセンターのホーマック(同・札幌市)と食品スーパー、マックスバリュ北海道(同・同)の店舗建設。ホーマックは売場面積が広く品揃えも豊富なスーパーデポタイプ、マックスバリュ北海道は低価格スーパーのザ・ビッグで出店する可能性が高い。
 
 出店構想のある場所から近い北栄町1丁目には、豊月(本部・苫小牧市)の食品スーパー、「フードD沼ノ端食彩館」のほか、ドラッグストアの「ツルハ沼ノ端北店」、乳幼児用品・小児用雑貨専門店の「西松屋苫小牧東店」が集積している。
 
 さらに、同市新開町に建設中の「コメリパワー苫小牧店」や「スーパーセンタートライアル苫小牧柳町店」が今夏には相次いでオープンする予定。アークスグループのラルズも沼ノ端地区にビッグハウス建設予定地の看板を数年前から掲げており、苫小牧東地区に商業施設の進出が集中、既存施設とともに競争は一段と激しくなりそうだ。


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