低価格スーパー「業務スーパー」が札幌市内で2店舗、4月19日「上野幌店」(厚別区)、5月15日は「八軒店」(西区)

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DSC_6458DSC_6474 低価格スーパーの「業務スーパー」が札幌市内に2店舗オープンする。4月19日に「上野幌店」(厚別区上野幌3条2丁目)、5月15日には「八軒店」(西区八軒3条西3丁目)が営業を始め、消費増税後に価格に敏感になっている消費者の需要を取り込む。いずれも居抜き出店で、運営は業務スーパーの国内フランチャイズ最大手のG―7スーパーマート(本社・神戸市)。(写真左は「上野幌店」、写真右は準備が進む「八軒店」)
 
「上野幌店」は、昨年11月で閉店したツルハドラッグ上野幌店の後継テナントとして出店する。出店場所は、アサヒビール園のロイン亭平岡店やDVDレンタル等のゲオ上野幌店が集積している複合商業施設ライブショッピングコート内。既に看板が掲げられ、1週間後に迫った開店の準備は大詰めを迎えている。
 
「八軒店」は、JR琴似駅から近い住宅街にあり、こちらは昨年8月末で閉店したスーパーエース八軒店跡に出店する。周囲は、取り壊しが決まって空き状態の国家公務員宿舎琴似住宅団地が立ち並ぶ地域の一角。現在は店舗の外装・内装作業が進んでおり、業務スーパーのコーポレートカラーである緑の看板も取り付けられている。
 いずれの店舗も面積は1000㎡以下で食品スーパーとしてはやや小ぶりな店舗。
 
 業務スーパーは、国内外に自社工場・関連工場を持ち食品のPB(プライベートブランド)商品を製販一体で低価格供給する神戸物産(本社・兵庫県加古郡稲美町)が構築した業態。G―7スーパーマートは、全国で107店舗を展開する最大フランチャイジー。
 
 現在、道内の業務スーパーフランチャイズ店は、青森本拠のホームセンター、サンワドーの「札幌新道店」(東区伏古11条3丁目)、「上磯店」(北斗市七重浜7丁目)、「函館本道店」(函館市本通4丁目)、「登別店」(登別市富岸1丁目)、「砂川店」(砂川市空知太西4条7丁目)の5ホームセンター店舗内と京濱港運(本社・横浜市)子会社ケヒコ(同・同)の「すすきの狸小路店」(札幌市中央区南2条西2丁目)、それにG―7スーパーマートの「月寒店」(同市豊平区月寒西2条10丁目)の計7店舗。
 今回の「上野幌店」、「八軒店」で道内9店舗、札幌市内は5店舗になる。
 
 低価格スーパーは、消費増税後の消費者ニーズを取り込めると見て、各社が積極的に出店しており、ディスカウント全国大手のトライアルカンパニー(本社・福岡市)は今年7店舗の新規出店を行う。業務スーパーも空き店舗への居抜き出店で店舗数を増やしていくものと見られる。

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