上川郡東神楽町の健康食育タウン事業「ひがしかぐら健康くらぶ」は、町民の野菜摂取量向上の取り組みとして町で初めてとなる公認デリスタグラマー(インスタグラムなどSNSでおいしそうで素敵な料理の画像を投稿しフォロワー1万人を超える人たちのこと)による東神楽産の野菜を使ったレシピや、道立旭川農業高等学校の生徒が考案したレシピを1冊にまとめた「やさいもりもりレシピ」を3月1日に発刊した。(写真は、東神楽町が発刊した地元産野菜を使った「やさいもりもりレシピ」)
町は葉物野菜など多くの野菜の大産地だが、2015年度に町民を対象に行った生活調査の結果、野菜の摂取量が少ないことが分かった。町は町公認ブランド「東神楽の種と実セレクト」にミネラル水菜とほうれん草が加わったことを契機に、町で初となる公認デリスタグラマーを募集。
この公認デリスタグラマーに水菜とほうれん草を使った、見た目にもおいしく簡単に作ることができるレシピの考案を依頼し、インスタグラムなどに掲載した経緯がある。
今回、より幅広い世代に向けてこれまでに考案されたレシピや地元野菜の魅力、町の健康づくりの取り組みを知ってもらうためレシピ本「やさいもりもりレシピ」を発刊した。
レシピ考案者は町公認デリスタグラマーの小山稔氏、町健康食育コンシェルジェの坂上智康氏、北海道立旭川農業高校農業科学科の生徒らで掲載レシピ数は34品。レシピ本の発刊とともに3月6日から「ひがしかぐら健康くらぶ」のホームページにレシピを掲載。また、次年度以降、レシピを考案した旭川農業高校の生徒などと一緒にレシピを使った町民向け料理教室の開催も計画している。