2024年6月から始まった札幌市営地下鉄駅の副駅名命名権(ネーミングライツ)だが、2025年6月1日から東豊線「新道東駅」の副駅名が、「プロノ札幌本店前」になった。2028年5月末までの3年間、掲出される。(写真は新道東駅に設置された「プロノ札幌本店前」の副駅名=ハミューレのニュースリリースより)
副駅名は、昨年6月から地下鉄東西線「二十四軒駅」「円山公園駅」「菊水駅」など5駅で始まった。1年間から最大3年間の掲出で、金額は、駅の乗降客などによって違うが、平均すると、1年間で100万円~180万円。副駅名の条件は、各駅の出入り口から概ね1km以内に立地する最寄りの施設であることと、一般的な認知度があり、地下鉄駅の出口案内板などに表示されているほか、客観的に地理的目標として認知されている施設であること。
2025年6月からは、東西線、南北線、東豊線の4駅で副駅名が導入されたが、そのうちの「新道東駅」に導入されたのが、「プロノ札幌本店前」。「プロノ」は、作業着・作業用品専門店で、ハミューレ(本社・札幌市東区)が展開している。「プロノ札幌本店」は、ハミューレ本社に併設して立地しており、2011年9月にオープンした。駅に設置された「プロノ札幌本店前」の副駅名は、福住方面のホームに6ヵ所、栄町方面のホームに5ヵ所の計11ヵ所。
札幌市交通局は、今回、応募のなかった南北線「中島公園駅」(年間120万円税別)、東豊線「栄町駅」(同72万円税別)の2駅について、2025年12月掲出開始で、再募集を行う予定。