北広島市虹ヶ丘8丁目1-7にある旧パチンコ店「ATLAS(アトラス)虹ヶ丘店」の土地建物を、タクシー事業を展開する北海道交運事業協同組合(札幌市厚別区)が取得した。同組合はパチンコ店舗をリノベーション、本部機能とタクシーなどの駐車用に利用する。(写真は、旧パチンコ店「ATLAS虹ヶ丘店」)

「ATLAS虹ヶ丘店」は、名豊観光(本社・愛知県豊橋市)がオープンさせた「ドットシティ名宝虹ヶ丘店」が前身。名豊観光は、北広島市虹ヶ丘土地区画整理組合から2002年11月に土地を取得、パチンコ店を建設してオープンさせた。2011年4月には、ゴールデン東京(同・札幌市中央区)が建物を賃借して「ATLAS虹ヶ丘店」をオープンさせたが、2023年3月19日に12年間の営業を終了した。

 土地建物の所有は、名豊観光だったが、その後、新たなパチンコ店は出店せず、2023年12月に土地建物が、北海道交運事業協同組合に売却された。同組合が取得するにあたって、抵当権は設定されておらず、同組合は手元資金で取得したもよう。

 同組合は、札幌市厚別区厚別中央1条1丁目1-25に本部と加盟する共同交通と札幌交通の本社、タクシー駐車用地などを保有していたが、昨年末に入札で売却、東京の事業会社が取得したという。この売却資金の一部を、今回の「ATLAS虹ヶ丘店」の取得に充当したとみられる。


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