JR北海道「函館・時任社宅」を高橋病院に売却へ

交通・運輸

 JR北海道(本社・札幌市中央区)は、函館市内にある社宅のうち「時任社宅」(時任町1)を売却する見通しだ。売却先は社会医療法人高橋病院(元町32ー18)とみられ同病院の移転先となるもよう。(写真は、JR北海道の「時任社宅」)

 JR北海道は函館地区に「時任社宅」、「港社宅」(港町1丁目)、「千代台社宅」(千代台町9)の3ヵ所の社宅を所有している。いずれも築40数年が経過している。このうち売却するのは時任社宅で、敷地面積約1800坪(5498・77㎡)。敷地内には4階建ての建物が3棟ある。

 近く国土交通省の了承を得て、売買契約を締結する。売却先は、社会医療法人高橋病院になる見通し。同病院は1894年、西川町(現豊川町)で開院、120年以上の歴史を持つ。現在は、1964~70年に第1期、第2期に分けて建設した元町にあるが、景観条例で高さ制限もあり、新築に制限があるため新病院の建設用地を探していた。

 高橋病院の診療科目は、内科、循環器内科、糖尿病・代謝内科、呼吸器内科、消化器内科、内視鏡内科、整形外科、リハビリテーション科、呼吸器リハビリテーション科でグループ全体の職員数は約490人、病床数は179床。
 時任社宅の建物は、2021年春から解体され、秋には土地が高橋病院に引き渡される見通し。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER